fbpx

東大IPC

News

タグシクス・バイオ株式会社への追加出資を決定

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長 大泉克彦、以下「東大IPC」)が運営する協創プラットフォーム開発1号投資事業有限責任組合(以下「協創1号ファンド」)は、革新的な人工塩基対システム技術によるDNAアプタマー医薬品の開発をすすめる東大関連ベンチャーのタグシクス・バイオ株式会社(本社:東京都目黒区駒場、代表取締役社長:古関千寿子、以下「タグシクス社」)に対して、約1億円の追加出資を行いました。

今回の投資は、 SBIグループ(本社:東京都港区六本木、グループ代表:北尾吉孝)、株式会社ヘルスケア・イノベーション(本社:東京都中央区日本橋室町、代表取締役:宮田満)との共同投資で、東大IPCとして3回目の投資となります。

 

東京大学周辺の持続可能なイノベーション・エコシステムの発展を目指す、協創1号ファンド

協創1号ファンドは、東京大学関連ベンチャーの育成促進と、東京大学を取り巻くベンチャーキャピタルの質・量の充実、を中心に据えて運用を行なうことで、東京大学の周辺に持続可能なイノベーション・エコシステムを構築し、世界のベンチャー創出拠点の一つとなることに寄与することを目的としています。具体的な運用として、今までに6つのベンチャーキャピタルへのLP出資(ファンド オブ ファンズ)と、20社以上の東京大学関連ベンチャーへの直接投資を行い、現在も積極的に東京大学関連ベンチャーへの直接投資を行っています。

 

独自の人工塩基対システム「Xenoligo®」によるアプタマー創薬を着実に進めるタグシクス・バイオ

タグシクス社の基盤技術である「人工塩基対システム」は、科学技術振興機構ERATOプロジェクト、東京大学、理化学研究所を研究拠点として、平尾一郎先生(現在Institute of Bioengineering and Nanotechnology, Singapore)の研究チームによって開発されました。「人工塩基対システム」は、天然DNAの2塩基対(AとT、GとC)に第3の人工塩基対を追加したシステムであり、分子生物学の基本システムを革新させる技術として世界中で研究開発が進んでいます。そして、平尾先生らは、この分野のパイオニアとして「人工塩基対システム」の幅広い分野での実用化を目指し、2007年3月にタグシクス社を理研ベンチャーとして設立しました。その後、「人工塩基対システム」の応用として人工塩基を含むDNAライブラリーからアプタマー(高機能核酸分子)を創り出すことが可能なプラットフォーム技術を確立し、現在の創薬事業の基盤となっています。

 

アプタマーとは、特定の分子と立体的に結合する核酸分子(DNAやRNA)やペプチドであり、抗体医薬と同じように標的とするタンパク質に特異的に作用することで医薬品として活用することが可能です。タグシクス社が開発した独自の高機能DNAアプタマー創製技術基盤「Xenoligo®」は、①人工塩基によるタンパク質への高い結合力(ランダムに生成可能な1014以上の巨大なライブラリーから高い結合力のものを繰り返し選択可能)、②独自技術による高い安定化(医薬品として十分な体内安定性の実現)、③低い製造コスト(抗体医薬と違い化学合成で品質が安定した製造が可能)、④高い汎用性(抗体医薬が狙いにくい標的に対しても適応可能、また抗体とアプタマーの二重特異性分子や、アプタマーだけの三重特異性分子なども可能)といった特徴があります。

 

現在タグシクス社は、この独自のアプタマー創製「Xenoligo®」プラットフォーム技術をベースに、創薬ベンチャーとして自社創薬および製薬企業との提携による共同開発を中心に事業推進しております。既に国内外の複数の製薬企業と実績を出してきており、今回の増資により更なる加速が期待されます。

 

東大IPCは、タグシクス社のXenoligo®技術が東京大学を含めた日本のアカデミア発の世界最先端の技術であること、次世代のDNAアプタマー医薬による革新的な治療法の開発という社会的な重要性の高さとともに、その着実な事業進捗状況に鑑み、今回の継続投資を決定いたしました。今後のタグシクス社の事業について、東大IPCは積極的な支援を進めていきます。

 

東大IPC は、今後も、東京大学周辺のイノベーション・エコシステムの発展およびそれを通じた世界のイノベーションを加速するため、ベンチャーキャピタルやオープンイノベーションを推進する企業との様々な連携を通じ、アカデミアの生み出す学術・研究成果を活用するベンチャーの創出、育成および投資を進めていきます。

また、事業化までに長い時間と比較的大きな資金が必要となるバイオテック・ディープテックベンチャーに関し、長期ファンドを運用する東大IPCとして継続的な支援を提供、その成功に向けた伴走を今後も行なってまいります。

 

 

タグシクス・バイオ株式会社について

概要       DNAアプタマー医薬品の創薬

設立       2007年3月

所在地   東京都目黒区駒場4-6-1 東京大学駒場オープンラボラトリー403

代表者   代表取締役 古関千寿子

URL       http://tagcyx.com/

 

 

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)について

概要       東京大学周辺のイノベーション・エコシステムの発展を目指す投資事業会社

設立       2016年1月

株主       国立大学法人東京大学(100%)

所在地   東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ261

代表者   代表取締役社長 大泉克彦

URL       https://www.utokyo-ipc.co.jp/

 

 

【お問い合わせ】

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社

東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ261

TEL: 03-3830-0200 / FAX: 03-3830-0183 / Email: info2@utokyo-ipc.co.jp