東大IPC

インキュベーターとは?

  • 起業・独立

インキュベーターとは

インキュベーター

インキュベーター(英語:Incubator)とは、もともと英語で「温度を一定に保つ機能を有する装置、孵卵器」をさす言葉です。この語源から派生し、ビジネスシーン(例:スタートアップ分野)では、「設立直後の企業に対して、インキュベーション(起業および事業の創出をサポートするサービス・活動)を提供する団体・組織」を意味します。

「インキュベーション」については以下の記事で解説していますので、併せてご確認いただけますとより理解が深まります。

インキュベーションとは?意味や内容を徹底解説!

インキュベーターの役割

インキュベーターの主な役割は、新たなビジネスを始めようと考えている人や企業に対して、不足しているリソース(例:資金・施設・機材・ソフト・経営に関するアドバイスなど)を提供することで、起業・事業の創出までに生じるトラブル・課題を解決しつつ、事業の成長や企業価値の向上などを図る点にあります。

インキュベーターとアクセラレーターの違い

インキュベーターとアクセラレーターの違い

インキュベーターとアクセラレーターはともに「未上場企業や起業家に対して支援を提供する団体・組織」であり、実質的な機能が類似しているものの、厳密には異なる特徴を持っています。

アクセラレーター(英語:Accelerator)とは、英語で「加速させるもの」を意味し、未上場企業の成長を急速に進める目的のもと、3カ月〜6カ月程度の期限を設定したプログラムを提供する団体・組織のことです。例えば、ビジネスプランのプレゼン選考を通過した未上場企業に対して投資を行い、経営ノウハウの指導を通じて事業拡大を支援しています。

以上を踏まえて両者の主な相違点をまとめると、インキュベーターは起業や新たな事業の創出の支援に特化しているのに対して、アクセラレーターはすでに存在する企業・事業の成長の支援に特化している点に違いがあるといえます。

インキュベーターの担い手

最後に、日本および海外におけるインキュベーターの担い手となる団体・組織の代表例を順番に紹介します。

日本

日本におけるインキュベーターの主な担い手は、ベンチャーキャピタル・地方自治体・「独立行政法人 中小企業基盤整備機構」・NPO法人など幅広いです。また、最近では、大学が組織内にインキュベーション施設を置いて、インキュベーターとして支援を提供しているケースも見受けられます(例:東京大学・名古屋大学・北海道大学など)。

海外

海外では、各国によってインキュベーターの担い手は多種多様です。中でも、アメリカのシリコンバレーを中心とするベンチャーキャピタルが、インキュベーターの担い手として大きな成果を挙げています。

アメリカでの具体例を挙げると、シリコンバレーのベンチャーキャピタルでは、合宿形式の支援プログラムを提供しており、民泊のプラットフォームを展開するサービスや、ファイル共有を提供するサービスを世界的な企業に成長させています。

また、ベンチャーキャピタル以外には、大学主体・連携型のインキュベーターが多いほか、地域コミュニティや産業界による活動支援も見られます。加えて、近年は営利型のインキュベーター(スタートアップの株式と引換えにサポートを提供)も数多く設立されている状況です。

インキュベーターの担い手であるベンチャーキャピタルの仕組みや役割について、以下記事で図解を交えて詳細に解説しています。

ベンチャーキャピタルとは?投資目的/手法/メリット/流れを解説

Back
  新メンバー募集中