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レイターステージとは?スタートアップの成長ステージ、資金調達を解説

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レイターステージとは?

レイターステージとは?

レイターステージ(英語:Later Stage)とは、スタートアップにおける成長ステージの最終段階(ミドルステージの後の段階)に位置し、事業が軌道に乗っていて安定的な成長や収益化を実現している状態をさします。

レイターステージのスタートアップでは、組織が確立されて経営が徐々に安定化し、IPOやM&Aを通じたイグジットを具体的に検討し始めるケースが多いです。

また、メイン事業の規模を拡大したうえで、新規事業や関連事業の開発などに着手するスタートアップも見られます。このときには、新規事業・関連事業を手掛けるスタッフの増員を行う場合が多く、従業員規模の目安は30人以上、業種によっては100人以上にまで拡大するため、追加の資金調達が必要です。

なお、スタッフの増員に伴い人材が多様化することから、イグジットに向けて組織を円滑に運営する目的で、管理機能の強化(例:経営管理室、法務部などの管理部門の創設および人事評価、福利厚生などの各種制度の充実)を図るスタートアップも多いです。IPOを本格的に目指す場合には上場準備室を設けることも視野に入ります。

イグジットについては以下記事で詳細に解説しております。ご一読いただけると、レイターステージに至ったスタートアップがなぜイグジットを計画するのかご理解いただけます。

イグジットとは?意味や種類、動向を解説

レイターステージの資金調達

レイターステージのスタートアップにおける代表的な資金調達方法は、以下のとおりです。

  • 投資家からの投資
  • 民間の金融機関によるプロパー融資
  • 地方自治体・信用保証協会・金融機関の連携による制度融資
  • 公的支援である補助金・助成金

前段階であるミドルステージと同様に、金融機関や地方自治体などから優良企業と認められて、融資を受けられる可能性が高まります。特にレイターステージのスタートアップでは、金融機関の融資条件を容易にクリアできるケースが多いです。

投資家の種類

業種や業態によって多少の差異が見られるものの、レイターステージでは、シリーズD以降の投資ラウンドで資金調達を行うケースが一般的です。シリーズD以降の資金調達先として代表的な投資家には、ベンチャーキャピタル(VC)が挙げられます。

ベンチャーキャピタルとは、スタートアップに対して、出資の形で投資し資金提供を行う企業や組織のことです。ベンチャーキャピタルの多くは、投資の実行に伴いスタートアップの発行する株式を取得し、投資先企業の上場時にキャピタルゲインの獲得を図ります。

資金調達額の相場

レイターステージにおける資金調達額の相場は、数十億円程度です(シリーズD以降での資金調達額の目安)。

レイターステージのスタートアップでは、他の成長ステージと比較すると、経営が安定化して黒字が継続し、事業の成熟や拡大傾向も見られます。そのため、資金調達を必要としないほど収益が安定するスタートアップもあるものの、こうしたケースでも市場動向の変化に備える目的のもとで資金調達の重要度は高いです。

資金調達に要する時間

レイターステージ(シリーズD以降)において投資家から資金調達を行う場合、半年以上の期間を要します。

また、金融機関から融資を受ける際は、ビジネスプランや見積書など各種書類の整合性や計画性を細かくチェックされるため、審査に数カ月程度の期間がかかる場合があります。

加えて、補助金・助成金を申請する際も、複雑な手続きが求められるケースが多く、入金までに多くの時間が必要です。専門家に相談したうえで申請を行う場合はさらに長期化するため、計画的に資金調達を進めると良いでしょう。

レイターステージと前後の成長ステージの関係

レイターステージと前後の成長ステージの関係

レイターステージの前段階には、シードステージ、アーリーステージ、ミドルステージが存在します。本章では、レイターステージ以外の成長ステージである3つの特徴と関係性を順番に解説します。

シードステージ

起業前のアイデア・コンセプトの構想段階から、課題解決に向けた仮説検証(PSF:Problem Solution Fit)の段階までにあるスタートアップをさすのが一般的です。スタートアップの成長ステージにおける初期段階に位置付けられています。

この段階では、まだ売上を出しておらず、従業員規模の目安は3〜5人程度と必要最小限です。ただし、市場調査や会社設立の費用、人件費などのコストが発生することから、エンジェルラウンドからプレシリーズAまでの投資ラウンドにわたり、主にエンジェル投資家やベンチャーキャピタルから数百万円〜数億円程度の資金調達を行うケースが多く見られます。

詳細は以下記事をご一読ください。

シードステージとは?スタートアップの成長ステージ、資金調達を解説

アーリーステージ

一般的に、事業を開始して軌道に乗るまでの段階にあるスタートアップをさします。スタートアップの成長ステージにおける2番目の段階に位置付けられています。

この段階のスタートアップは、PMF(Product Market Fit:顧客の課題を満足させる製品を提供し、それが適切な市場に受け入れられている状態)の達成を通じた収益化を目指している状態にあり、達成までの間は赤字を計上するケースが多いです。

また、製品を市場に届けるための最低限のエンジニアや、それを販売して顧客対応を行うための営業スタッフなどの増員に伴い、従業員規模の目安は5人〜20人程度にまで拡大します。これに伴い、シリーズAからシリーズBの投資ラウンドにわたり、主にベンチャーキャピタルやコーポレート・ベンチャーキャピタルから数億円〜数十億円程度の資金調達を実施するケースが多く見られます。

詳細は以下記事をご一読ください。

アーリーステージとは?スタートアップの成長ステージ、資金調達を解説

ミドルステージ

アーリーステージから引き続き赤字を計上しているものの、安定的な収益を出しており、事業規模の拡大(スケール)が見込める状態にあるスタートアップをさすのが一般的です。スタートアップの成長ステージにおいて、3番目の段階(レイターステージの前段階)に位置付けられています。

この段階では、企業をさらに成長させるための組織づくりに向けて、人事部や広報スタッフなどを増員する場合があり、従業員規模の目安は20人以上程度にまで拡大します。これに伴い、シリーズC以降の投資ラウンドにおいて、主にベンチャーキャピタルから数十億円規模の資金調達を実施するケースが多いです。

詳細は以下記事をご一読ください。

ミドルステージとは?スタートアップの成長ステージ、資金調達を解説

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