高校生が自らの力で日本の地域課題に挑む「Teenage Business Contest Japan(TBCJ)」にて、「UTokyo IPC Special Innovative Prize」を選定、贈呈しました
印刷する東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長 植田 浩輔、以下「東大IPC」)は、2025年8月7日(木)に丸の内・EGG Japanにて開催された高校生が自らの力で日本の地域課題に挑む「Teenage Business Contest Japan(TBCJ)」の最終審査会にて、沖縄のシングルマザーの課題解決に挑む、Project NUNU- Single Mothers & Poverty in Okinawaに「UTokyo IPC Special Innovative Prize」を選定、贈呈しました。

Teenage Business Contest Japan(TBCJ)とは
日本の地域経済を活性化させる、創造的で地域に根ざしたソリューションを生み出すことを目指し、全国から選ばれた高校生(個人またはチーム)が、学術・政府・産業界からなる審査員の前で、英語にて自らのビジネスプランを発表します。
米国在住の高校生、ガン・ミリーさんが米スタンフォード大学の起業家支援プログラムに参加した経験を生かし、創設された高校生主導のプログラムです。
最終審査会では、10組のチームがプレゼンテーションを行い、「UTokyo IPC Special Innovative Prize」ほか各賞が贈呈されました。
東大IPCは、高校生、かつグローバルな視点も交えてイノベーション機会創出を目指す本イベントの意義に共感し協賛、支援いたしました。
プロジェクトNUNU – UTokyo IPC 特別イノベーション賞(最優秀賞)受賞
Teenage Business Contest Japan 2025において、プロジェクトNUNUは、沖縄における母子家庭と子どもの貧困というSDGsの課題に革新的に取り組む姿勢が評価され、UTokyo IPC 特別イノベーション賞(最優秀賞)を受賞しました。沖縄は日本の中でも母子家庭率と子どもの貧困率が特に高い地域です。本プロジェクトは、短期的な支援にとどまらず、就業機会、スキルトレーニング、ピア・サポートを提供する持続可能な「母親コミュニティ・プラットフォーム」の構築を提案しています。ソーシャル・アントレプレナーシップとデジタル技術を組み合わせることで、母子家庭の経済的自立を促し、地域コミュニティの結束を強化し、沖縄の長期的な経済・社会の再生に貢献することを目指しています。
TBCJとUTokyo IPCは、プロジェクトNUNUの実現に向けて、今後も継続的に支援を行っていきます。
Teenage Business Contest Japan 主催者 ミリー・ガン コメント
TBCJは優れたアイデアを集めるだけではなく、それを実現するための道筋を作る場です。プロジェクトNUNUは、思いやり、起業家精神、そして沖縄の母子家庭と子どもたちに真の変化をもたらすための明確な行動計画を兼ね備えている点で際立っていました。
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社 パートナー 長坂英樹 コメント
高校生主導による全国ビジネスコンテスト「Teenage Business Contest Japan」は、少子高齢化や地域の人口減少といった日本が直面する社会課題に対して、高校生自身が自らの視点とアイデアを基に英語で解決策を提案する画期的な取り組みでした。企画から運営、発表に至るまでをつくり上げた発起人のガン・ミリーさん、そして登壇者である高校生の皆さんの挑戦を支援できたことを、大変うれしく感じています。
特に印象的だったのは、どの挑戦も熱意に満ち溢れ、具体性があり、中には丁寧なヒヤリングを経てプロトタイプまで形にしたケースもあったことです。そして何より、一人ひとりが自分の課題意識を持ち、自律的に行動する姿に胸を打たれました。
特別支援賞「UTokyo IPC Special Innovative Prize」では、沖縄の貧困や10代妊娠・シングルマザー支援に取り組むProject NUNUを採択しました。Project NUNUは、生活必需品や食品を届ける「NUNUパッケージ」の提供に加え、地域企業との協働やラジオ・SNSを通じた発信、さらには国際的なユース団体との連携までを見据えていました。単なる物資提供にとどまらず、地域経済の循環や若者自身のエンパワメントへとつなげようとする姿勢がとても印象的で、多くの学びを与えてくれました。
高校生が英語を使い、国際的な視点と自由な発想で社会課題に挑む姿には、未来への大きな可能性を感じました。
我々は、この挑戦に寄り添うことができたことを誇らしく思い、これからも若い世代が自らの力で社会を動かしていく歩みを、力強く後押ししていきたいと考えています。
【お問い合わせ】
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社
東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ261
TEL: 03-3830-0200 / FAX: 03-3830-0183
Email: info2@utokyo-ipc.co.jp
担当: 長坂英樹
