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ヒラソル・エナジー株式会社

Girasol Energy INC.
代表取締役 李旻
ヒラソル・エナジー株式会社
技術革新とDXで
百年続く太陽光発電の実現を

事業概要

ヒラソル・エナジー株式会社は2017年に東京大学発のIoT技術「PPLC™-PV」(電流型電力線通信技術、Pulse Powerline Communication for Photovoltaic)の実用化を目的に設立された。同社は「PPLC™-PV」と独自開発のAI技術を組み合わせ、太陽光発電所の再生に取り組んでいる。

同社のユニークネスとして、太陽光発電所の再生プロセスを、大きく2段階にわけて捉えていることが挙げられる。

第1段階として、既存の太陽光発電所の仕様と発電実績などの過去データを用いて「ぷらマネ評価」を行い、ポテンシャルに対して実績としてどの程度発電できているのかを評価する。この評価には現地調査や機器設置などは不要であり、簡易的に行うことができる。

「ぷらマネ評価」の結果、発電所の運営上の問題点が発見された場合には、第2段階として前述の東大発技術「PPLC™-PV」や独自開発のAI技術などを組み合わせて発電所を再生させる「ぷらマネ再生」サービスを提供する。このサービスは成功報酬型であり、初期費用がかからないため、クライアントは技術リスクやファイナンスリスクを回避することができる。

起業の経緯

東京大学の産学協創本部の研究員だった李旻(代表取締役)が大学内部の技術シーズを調査する中で、太陽光発電に応用可能なIoTシステムを発明した江崎研究室の落合秀也(取締役でもあり、現在は東京大学准教授)と池上洋行(取締役CTO)と出会い、この3人が2017年に共同で創業した。

強みや競争優位性

ヒラソル・エナジーは、太陽光発電の性能改善に関するワンストップサービスを提供している。太陽光発電の発電性能診断、必要に応じた改修工事の提案と実施、その後の見守りまでをすべて1社でカバーできる。また、改修工事は、性能の向上に応じて支払う成果報酬型サービスであり、発電所オーナーは資金負担を抑えて利用できる。

本社住所
東京都文京区本郷7−3−1東京大学アントレプレナープラザ301号室
設立年月日
2017年2月

担当者

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